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ヤマハ名車「SR400」ついに生産終了|青春を思い出すバイク好きおじさんの涙

こんにちは。ままる@mamaru0911です。

以前、こんな記事を書いています。

ホンダの名車「モンキー」ついに生産終了|モンキーの魅力とバイクの未来を語る - グッドノージョブ

ホンダバイクの名車「モンキー」が生産終了したという記事ですね。

 

そしてなんと、こんなニュースが飛び込んで来ました。

ヤマハが生産終了を相次いで発表 40年のロングセラー車種も (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

ヤマハの40年続くロングセラー「SR400」までもが、ついに生産終了になってしまいます。

日本の往年の名車が、次々と生産終了…

僕ら「バイク世代」のおじさんにとっては、とても悲しい話しです。

今日はヤマハの名車「SR400」の生産終了を受け、その追悼記事を書こうと思います。

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SR400 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

ヤマハの名車「SR400」とは

SR4001978年に発売された[1]XT500の エンジンをベースに、ショートストローク化して日本の運転免許区分に対応した400ccのエンジンを搭載。足回りなどは数回にわたって変更されたが、 2008年まで基本設計とデザインを変更せずに販売し続けたロングセラー車種であった。一度は生産終了となったが、排ガス規制に対応した設計変更を加えて 2009年末に再び生産が開始された。現在もカフェレーサーやダートトラッカー風のカスタムなどのベース車として用いられている。

ヤマハ・SR - Wikipedia

SR400の誕生は、1978年。今から40年も前のことです。

基本的なデザインを変更せずに、現在まで生産、販売されていたというのが奇跡と言うべきなのでしょうか。

 

オーソドックスなデザインは飽きる事無く、多くのファンが現在でも存在します。

SRのデザインは、全てを取り除いたシンプルなものであるが故に、多くのカスタムファンが愛好する車種としても有名です。

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「Sr カスタム」のおすすめアイデア 25 件以上 | Pinterest | Sr400カスタム、バイク 400、SR400カフェ

このような「カフェレーサー風」は、SRのカスタムの主流のひとつと言えます。

かっこいいですねーー。

メーカーが仕掛けるマニアックなモデルチェンジ

基本的に「バイク好き」と呼ばれるオタク達は、メーカーの提供する車体を自分たちの思い思いの形にカスタムして楽しむわけです。

しかし当時のヤマハは、純正メーカーでありながらかなり「マニアック」なモデルチェンジをしているので有名です。

1985年、フロントブレーキをディスクからドラムに変えるという、当時としては異例の退行的モデルチェンジを行った。一見退化ともとれるマイナーチェンジだが、このドラムブレーキ化は当時のディスクブレーキと 比較しても性能的にはさほど変わらず、車格と出力からすれば充分な制動性能を備えているものであった。だが雨天の際にブレーキタッチが変化してしまうとい うドラムブレーキ特有の構造的な弱点(俗に言う「カックンブレーキ」)もあり、スポーツバイクというよりも趣向的なクラシックバイクという面に振られたマ イナーチェンジだった。このとき、同時にハンドルがやや低くなり、ステップ位置が後退された。

ヤマハ・SR - Wikipedia

そもそもバイクのブレーキの歴史は「ドラムブレーキ」から始まり「ディスクブレーキ」に進化していきました。

当時のバイクのブレーキは「ディスクブレーキ」が主流で、SR400も「ディスクブレーキ」を搭載してデビューしたわけです。

しかしデビューから数年が経ち、「ドラムブレーキ」のノスタルジックな雰囲気を取り戻そうと、SRは異例の「退行的」モデルチェンジを行いました。

バイク好きのおじさん達は、このような点も含めて「SR」のマニアックな虜になっていったわけです。

SR生産終了、販売中止の理由

これは以前の「モンキー」の記事にも書きましたが、「排ガス規制」が大きな理由です。

世界的に年々厳しくなる「排ガス規制」に対応するには、エンジンからマフラーに至るまで車種によっては大きな設計変更が求められます。

僕らおじさん世代が、こぞってバイクに熱をあげていた1980年代なら、バイク自体が売れていたので、その開発費も捻出出来ていたことでしょう。

しかし近年は、若者のバイク離れが顕著で国内のバイク販売台数は右肩下がりです。

そのような状態で「平成28年排出ガス規制」の壁はメーカーにとって、相当高く「生産終了」「販売中止」に踏み切るしか手だてが無かったものと思われます。

ヤマハが他に生産終了する車種

ヤマハは今回「SR400」を生産終了するのと同時に、他に8車種の生産終了を発表しています。

セロー250
ドラッグスター400
ドラッグスタークラシック400
トリッカー
マグザム
VOX デラックス
アクシス トリート
BW'S

ヤマハが生産終了を相次いで発表 40年のロングセラー車種も (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

「セロー250」なんかも、林道を楽しめるオフロードバイクとしてはかなりのロングセラーですね。

若かりし日に、自分が乗った車種がある「バイク世代」のおじさん達は静かに涙を流している事でしょう。

まとめ

「時代の流れ」と一言で言ってしまうのは簡単です。

しかし自分自身が、情熱と愛着をもった商品がこの世から徐々に無くなっていく姿を見ると、寂しい気持ちになります。

僕はSRにバイクの楽しさを教えてもらいました。

そんな最高の商品を、開発、販売してくれたヤマハというメーカーも大好きです。

時代は変わって、現在でも現行の高性能バイクが沢山販売されています。

今の若者が、同じ様な興奮と感動をバイクから得て、数十年後、今の僕と同じ様な気持ちになるのが、時代の流れというものなのでしょうかね。

とは言え「SR」は中古の市場に沢山存在してます。

いつか再びSRを手に入れて、あの単気筒独特な「ドコドコ」した躍動感と、強烈なトルク感を味わってみたいものです。

 

 

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