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通勤通学で絶対面白いおすすめの小説は?|桐野夏生の世界で女心を知る

こんにちは。ままる@mamaru0911です。

僕は小説が好きです。

東野圭吾宮部みゆき百田尚樹なども読みますが、僕が一番好きで最高に面白いと思う小説は「桐野夏生」の作品です。

彼女の作品はほぼ全て読破しましたが、どの作品も本当に読みやすくて面白い!

なるべくネタバレをせずに、そんな僕が大好きな「桐野夏生」の世界を今日はご紹介したいと思います。

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水口理恵子 : グロテスク/桐野夏生 | 作品 | 東京イラストレーターズソサエティ (TIS)

通勤通学に最適な小説の条件とは?

皆様は通勤通学の時間をどうやって過ごしていますか?

人によってはスマホでニュースサイトを見たり、ブログを読んだりされていると思います。

僕は移動時間には、だいたい小説を読んでいます。

 

これだけブログ記事を書いていてあれなんですが、スマホをいじってるとアレコレ考えてしまうんですね。

その点小説は、読み始めるとその世界に没頭出来るんです。

なので面白い小説を読んでいると、通勤時間はあっという間に過ぎ去ります。

僕が思う「通勤通学に最適な小説の条件」は、ずばり

読みやすさ

です。

文章と内容が読みやすく、なおかつ先が読めない小説はどっぷりその世界に浸る事が出来ます。

東野圭吾宮部みゆきなどの人気作家の書く文章は、例外なく読みやすく書かれています。

難しい言い回しや、複雑すぎる伏線は頭を余計に使う事になります。

桐野夏生の小説は、本当に驚くほどに読み進める事ができる秀作ばかりです。

桐野夏生の小説の魅力

桐野夏生(きりのなつお)はご存知の通り女流作家です。

桐野夏生の小説の特徴は、ほぼ全ての作品で「女性」が主人公であるという点です。

しかも彼女の小説に登場する「女性」主人公は、ほとんどの場合いわゆる普通の主婦であったり、OLであったり特別なシチュエーションの人ではありません。

それゆえ小説の舞台になる設定も「日常生活」である場合が多く、読者をより共感させるのです。

いわゆる普通の主婦やOLが、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれていく…

みたいな設定が、桐野夏生の十八番です。

SFよりだったり近未来系の作品もありますが、僕が好きなのはあくまで「日常系」の彼女の作品です。

僕が彼女の描く小説を絶賛する理由のひとつは、彼女の視点が「ストーリー」ではなく「人物描写」に重点を置いている点です。

東野圭吾の作品も確かに面白いです。

彼の小説は「ストーリー」展開で読者を惹き付けている場合が多いと僕は思います。

対して桐野夏生の作品は、徹底的に細かい「人物描写」があたかもその人が実在するかの様なリアリティを醸し出します。

トーリー自体はほんとうに平凡で、何の変哲も無い日常を描いているのに、そこに関わる人物たちの本質的な考えや感情が描かれて話しになっている。

そんな魅力が桐野夏生の作品にはあるのです。

桐野夏生の小説に女心を知る

桐野夏生の小説に登場する女性たちは、みんなその辺にいる「普通」の女性なんです。

でもその「普通」の女性たちが、心の奥底にもの凄く深い「憎悪」を持っていたり、歪んだ思想を持っていたりするんですよね。

それって普段女性たちが隠している「本質」なのではないでしょうか?

桐野夏生自身がもちろん女性であるからこそ、そんな「女性の闇」を克明に描く事が出来るんだと思います。

読者が男性であれば、知られざる女性の本質を感じられますし、読者が女性であればどこかで共感が得られるはずです。

彼女の作品を男性が読めば、女心が何か少しは理解出来る事間違い無しです。

僕がおすすめする桐野夏生の作品

お待たせしました。

僕がおすすめする桐野夏生の作品ですが、有名どころからご紹介したいと思います。

どの作品も通勤通学で、一気に読み終わること間違い無しの面白さです。

是非、桐野夏生の世界に浸ってください!

グロテスク(上下巻)

 

 

1997年に実際に起こった「東電OL殺人事件」をモチーフにした桐野夏生の代表作です。

トーリーや詳細な人物描写が妙にリアルで「実際にこうだったのでは?」というくらい読者を惹き付ける名作です。

女性の奥底にある「憎悪」が滲み出る様な作品です。

 

OUT(上下巻)

 

 

この「OUT」も実際に都内の公園で発見された、バラバラ殺人事件がモチーフになっています。

桐野夏生の真骨頂とも呼べる作品で、主人公は弁当工場で働く普通の主婦です。

平凡な日常を送る彼女たちが、ある日殺人事件に巻き込まれていく…

この小説を読んだら、桐野夏生の世界から離れられなくなること間違い無しの一冊です。

 

東京島

 

「女性主人公」「一般人」「日常」という桐野夏生の世界。

もう一つの真骨頂といえるのは「エログロ」です。

特に女性に多くの支持を得ている彼女のこのジャンルの代表作「東京島」。

桐野夏生の世界に触れる「入門書」的な一冊です。

 

柔らかな頬(上下巻)

 

 

本当に読み初めから、一気に読破してしまうほどのパワーがあります。

桐野夏生独特の細かな人物描写により、主人公「カスミ」の心情に陶酔出来る良書です。

 

魂萌え!(上下巻)

 

 

「老後」「死」「人生」をこんな角度から描くのか、と驚かされる作品。

桐野夏生独特の「中年女」の心情を細やかに描いたこの作品も、桐野ワールドの密かな代表作だと僕は思っています。

 

だから荒野

 

 ストーリーや題材的には、地味すぎるほど地味な作品です。

中学生と高校生の母親である主人公の中年女が、ある日突然「日常」から逃避行します。最後まで地味なストーリーは続きますが、不思議と心に染み渡る作品です。

桐野夏生の「凄さ」が実は一番感じられる隠れた名作です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どの作品も、本当に面白いと保証出来る小説ばかりです。

特に通勤通学に読むには、上下巻の長編をおすすめします。

続きが読みたくて「早く会社が終わらないかな」とか「早く通勤時間にならないかな」とか思ったりするくらい、続きを読みたくなる作品ばかりです。

特に男性は桐野夏生の作品を読んで、改めて「女心」の奥深さを実感して下さい。

 私生活に役に立つかも知れませんよ笑

 

 

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