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【違法】警察が行う盗撮。客引き、スカウトの逮捕の方法

こんにちは。無職から派遣看護助手になった、ままるです。

先日の参院選挙中に、大分県警別府警察署が、民進党社民党の野党を支援する団体の敷地内に無断で立ち入り、隠しカメラを設置した事件、証拠の映像が出回って、またまたニュースになっていますね。

時折報道されては、闇に葬られる「警察による違法捜査」。

今日はその実体や闇に迫ってみたいと思います。

Police!

 別府の事件は未だ謎だらけ

blog.goo.ne.jp現段階で、「警察は隠しカメラを仕掛けるのに敷地内に無断で入った」ことに関しては「不適切」として謝罪していますが、何の為の捜査かについてはまったくコメントしていない状態です。

権力を持った側が行う「違法行為」。

それが明るみに出ると、なんとなく報道され、しれっと処罰が決まり闇の中に葬りさられます。

このような事件は氷山の一角であり、警察による「違法捜査」は今日も日本全国で繰り広げられています。

 

 

とか言うコメントがネットやテレビを賑わしていますが、実は警察による「盗聴、盗撮行為」は完全な違法行為では無いことを皆さんご存知でしょうか?

「いかに警察といえども勝手に盗撮なんて違法だろ!」

という先入観から別府警察の事件は大事になっていますが、この事件で完全に「違法」なのは他人の敷地内に無断で立ち入った「不法侵入」の一点のみです。

ですから警察はこれに関してはあっさり謝罪している訳です。

国家権力を甘く見てはいけません。

警察はある状況や条件が揃えば、盗撮行為ですら行うことが可能です。

もっと分かりやすいのが「おとり捜査」。

日本では「おとり捜査」が完全に違法だと勘違いしている人も多いですが、こちらも条件次第では警察は「合法」の範囲内で行うことが出来ます。

ままるの身近で実際に起こったおとり捜査の例をお話ましょう。

客引きは違法です。

ままるには「ヤマモトさん」という古い知り合いがいます。

推定60代のヤマモトさん(通称ヤマさん)は、道ばたでお客になりそうな酔っぱらいに声をかけ、予め提携してある水商売のお店などに案内し、お店側からお金をもらう(通常お客が使ったお金の15%〜25%くらい)いわゆる「客引き」を生業としています。

ヤマさんの場合、「ぼったくり店」に連れて行く訳ではなく、きちんと営業しているキャバクラなどに連れて行くので、お客さんからしてみたら意外と感謝される存在で、ヤマさん目当てのリピーターもいるほど健全に営業しています。

ですがこの「客引き」(キャッチとも言う)は連れて行くお店がぼったくり店であろうと健全店であろうと、100%違法行為です。

ヤマさんが声を掛けた3人組の男性客が、2時間で合計3万円のお金を店に落とした場合、ヤマさんは後日お店から7500円(25%)をもらいます。

これを一晩に調子がいい時は10組近く案内するわけですから、収入はかなりあります。ですが客引き行為自体が違法の為、常に逮捕されるリスクがあるわけです。

ヤマさんがいなくなった日

この道20年以上のベテランヤマさん。

普段は気のいいおっちゃんですが、道行く人を見る目は真剣です。

それは

警察によるおとり捜査

があるからです。

客引きは、現行犯逮捕が鉄則です。

ですから明らかに客引きっぽい人間が繁華街に立っていても、それだけで警察は取り締まることは出来ません。

客引きを逮捕するには、警察側も何日も前から内偵し、ターゲットを決定します。

実行日にはチームを組んでその「ターゲット」を罠に掛けます。

ヤマさんのようなベテランは、「すべての歩行者は警察」とまで細心の注意を払っています。

「お客さん一杯いかがですか?」

の声を掛けた瞬間から相手のリアクションを観察し、間違いなく一般人と分かるまで案内はしません。

そんな職人芸をもつヤマさんでさえ、ある日逮捕されました。

後日ヤマさん本人から聞いたのですが、警察は「茶髪、ダメージデニム」の若者の男と、パンツが見えてるんじゃないか的なミニスカートを履いたギャルの二人組だったそうです。

もちろん、その二人は警察官が変装していた訳ですね。

権力の暴走はどこまで許されるのか?

都内では道ばたで声を掛け、水商売や風俗店などの仕事に勧誘するいわゆる「スカウト」行為も厳しく取り締まられています。

これも聞いた話ですが、渋谷でパックリと胸元の開いたミニスカワンピの茶髪ギャルにスカウトが声を掛けたら、それが警察官で現行犯逮捕、なんてこともあったそうです。

 

客引きやスカウトから見たら、「だましやがって!違法捜査だろ!」って言いたくなる気持ちも分かります。

でも治安維持の為に、警察もあの手この手で捜査を行っています。

我々のような一般人が、警察の揚げ足をとっても、そのほとんどは無意味なものです。

権力に歯向かいたくなる気持ちは誰でもあります。

国家権力とは、我々常人の意識の遥かに上にあるものです。

 

権力が暴走しているのではなく、その暴走を含めての権力なのです。

 

ネットやテレビのニュースを見るとき、そんな風に見てみると

また世の中が少し違って見えるかも知れませんね。