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宇多田ヒカルから学ぶ初心者ブロガーがPVを取れない本当の理由

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

日テレ「NEWS ZERO」の中で宇多田ヒカルのインタビューコンテンツがありました。

33歳になり、6年間の活動休止を経て今年活動を再開した宇多田ヒカル

ずいぶんと丸くなったというか、優しい印象になったというか。

やっぱり誰しも歳をとるんだなぁと印象深くインタビューを見ていました。

今日はそんなお話です。

f:id:nojobmamaru:20161021011033j:plain

http://news.mynavi.jp/news/2016/04/04/001/

宇多田ヒカルの歌詞に見るチカラ

宇多田ヒカルのデビュー当時「とんでもない新人が出てきた」というのが正直な感想でした。

特にその特異性は彼女の書く「歌詞」。

若干15、16歳の少女が書いたものとはとても思えない、リアリティと訴求力があるその歌詞に、当時の僕は引き込まれ、車の中で彼女のアルバムを聴きまくっていました。

NEWS ZEROのインタビューの中でも、村尾キャスターが僕と似たような感情を持っていたらしく「なぜあんな歌詞が当時書けたのか」というようなことを聞いています。

 

宇多田ヒカルは、当時は恋愛の経験はほとんど無かったと答えました。

彼女は小説やテレビで自分に入ってくる「情報」から、架空の恋愛現場を頭の中に想像し、そこから言葉(歌詞)を導き出していたと言います。

1999年に発売された1stアルバム「First Love」は800万枚を売っています。

今となっては驚愕な数字ですね。

僕も含めてその原動力となったのは、間違いなく彼女が生み出す、リアリティのある「歌詞」にあったと思います。

その切なく印象深いフレーズに、多くの「大人」が共感した訳です。

様々な恋愛に一喜一憂した「大人」が「そうそう!そんな感じ!」と言って止まなかった宇多田ヒカルの「歌詞」は、ひとりの少女の「妄想」した世界から発せられたものだったとは。

当時は、ほんとにこの娘は恋愛してるはずだって頑に思ってましたからね、僕は。

それだけ多くの大人のこころを掴んだ彼女の「歌詞」を妄想から発想出来るなんて「才能」の一言に尽きます。

そもそも文章って50音の並び替えにすぎない

宇多田ヒカルが書く「歌詞」も、僕が書くこの「文章」も素材は50音の言葉であって、所詮はその「並び替え」にすぎないのです。

とても不思議なことなのですが「文章」とはとてもフェアなものなのです。

ネイティブな日本人だったら、普通だれでも50音は操れます。

なので宇多田ヒカルも僕も、条件は一緒なんですね。

でも、僕の書く文章は彼女の書く「歌詞」とは天と地ほど人に対しての訴求力が違います。

単に50音の並び方が違うだけなのに。

この並び替えの順番を決める「センス」が「才能」なんだと思います。

日本語は世界でも、稀に見るほど複雑な言語だと僕は思っています。

同じことを表現しようとしても、その言い回し、つまり50音の並べ方が数多く存在します。

それ故に「書き手」によって様々な文章に形が変わります。

僕はそんな日本語が大好きなので、こうして毎日文章を書いているのかも知れません。

初心者ブロガーがPVを取れない本当の理由

初心者ブロガーは「毎日更新3カ月で100記事は書け」というのは、ある意味本当だと思います。

www.goodnojob.comしかしこれは、あくまで「Googleの検索」によって読まれていきPVが上がるという側面からの話です。

ですが、初心者ブロガーでも2カ月目で10万PVを軽く超えてきたりする人も実際に存在するわけです。

そういうひとの文章は、単純に「面白い」んです。

なぜ僕のブログが3カ月100記事書いて、10000PVにも達しないのかと言えば、この文章が「面白い」文章では無いからなんですね。

僕の「面白くない」をさらに突き詰めると、50音の並び替えが「下手」ということに間違いありません。

50音という素材はまったく一緒なのに、並び替えがダメなんです。

ここは本当に切実で「文章を上手に書く」的なライティング講座では身に付かない類いのものなんです。

こういう表現はとても嫌いなんですが「センス、才能」と言っていい類いのスキルなんですよ。

まとめ

僕が宇多田ヒカルの歌詞の中で一番好きなのは

「口に出さなければ、ウソもホントも同じ」

というフレーズです。

ウソとホントってまったく真逆なことですよね?

でも人間、口にださなきゃ同じことなんです。

これは恋愛関係にもよく起きることです。

恋人や夫婦の関係が長くなると

「そのくらい言わなくたってわかるだろ」

って感じで揉めることありませんか?

人間はどこまでいっても「ひとり」です。

どんなに親密になっても、そのひとと同じ脳みそにはなれません。

なので「言葉にする」っていうのは当たり前だけどとても重要なんです。

「このくらい言わなくても分かるだろう」

という積み重ねが、恋人間や夫婦間の溝を作っていき、気がつくと修復不能なまでに大きな溝になっているんですね。

僕は宇多田ヒカル

「口に出さなければ、ウソもホントも同じ」

という歌詞を聞いてから、仕事でも私生活でも

「言わないよりは口に出して言った方がいい」

という生き方を実践してきました。

自分も言うし、相手にも言ってもらう。

それを永遠と繰り返さないと、人間のコミュニケーションは取れないんです。

このブログに関しても、確かに僕の文章はたいして面白くありません。

でも

「発信しないより、発信したほうがいい」

という信念のもと、毎日書き続けています。

まだまだ50音の並び替えは下手くそですが、いつかより多くの人のココロに残るような並び替えが出来るように、日々鍛錬していきます。

僕をこんな考えにしてくれたフレーズ、

「口に出さなければ、ウソもホントも同じ」

若干10代にて、この言葉を書き出した宇多田ヒカルを尊敬して止みません。